【ヒカルの碁】囲碁を知らなくても楽しめる神アニメの感想【レビュー】

レビュー
引用:https://pierrot.jp/hikaru20th/

小さい頃やってたテレビアニメ
当時見てたり見てなかったりはあれど、大人になって改めて見たくなる瞬間があります

今回は【ヒカルの碁】を全75話一気見した僕の感想をざっくりとまとめました
ネタバレを含むのでご注意ください

ヒカルの碁は囲碁を題材にしたアニメですが、僕は囲碁のルールや勝ち方等は全くわかりません
それでもヒカルの碁は十分に見ていて面白い作品でした

クリスマスも終わりそろそろ仕事納めの方も多いと思います
もし少しでも興味がありましたらヒカルの碁を見てみてください

ヒカルの碁
小学生のヒカルはある日、古い碁盤に宿る平安時代の天才棋士・藤原佐為の霊と出会う。それまで囲碁に全く興味のなかったヒカルだが、しだいにその魅力に惹かれてゆく。 ©ほったゆみ・HMC・小畑健・ノエル/集英社・テレビ東京・電通・ぴえろ
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Amazon Prime videoにて2022年12月いっぱいまで無料で見られるので是非

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ヒカルの碁とは

ヒカルの碁は「ほったゆみ」原作と「小畑健」漫画による囲碁を題材にした漫画です
監修には日本棋院所属の「梅沢由香里」が務めています

ごく普通の小学6年生である主人公「新藤ヒカル」は祖父の家にある倉の中で古い碁盤を見つけます
基盤に血の跡が付いていると拭き取ろうとした際、碁盤に宿っていた霊「藤原佐為」に取り憑かれてしまいます

佐為には心残りがあり、それは「神の一手を極めていない」ことでした
佐為はヒカルにお願いして囲碁を打たせてもらい、ヒカルも囲碁の世界へと足を踏み入れる

キャラクターが生み出すドラマが魅力

冒頭でも述べた通り、僕は囲碁のルールが全くわかりません
それでもヒカルの碁は見ていてとても面白いと感じる作品でした

その主な理由が「キャラクターが生み出すドラマ」です

僕はアニメ版を見ました(もしかしたら漫画版では描写が異なる可能性があります)
実際に囲碁をしている描写よりも登場人物がやり取りしている描写の方が多いです
何なら大会の試合なのに場面が暗転すると試合が終わってることも少なくありません
なので、囲碁を知らなくても見て楽しむことができる作品です

とにかく登場人物の想いが熱い
絶対プロになる、あいつには負けたくない等、プライドのぶつかり合い
プロになれる人数が少ない勝負の世界だからこそ生まれる勝者と敗者
主人公のみならず多くの人物が強い想いを持って挑んでいくシーンがとにかくかっこいい

最初は「ヒカルには佐為がいるから楽勝だろう」と気楽に見ていました
しかしどんどん自分で囲碁を打ちたくなってくるヒカル、自分だけでは囲碁を打てない佐為
そしてそれに振り回される「塔矢アキラ

彼らが生み出すドラマを是非一度見てほしいです

ヒカルの碁
小学生のヒカルはある日、古い碁盤に宿る平安時代の天才棋士・藤原佐為の霊と出会う。それまで囲碁に全く興味のなかったヒカルだが、しだいにその魅力に惹かれてゆく。 ©ほったゆみ・HMC・小畑健・ノエル/集英社・テレビ東京・電通・ぴえろ

塔矢アキラが最高すぎる

僕はヒカルの碁の登場人物では塔矢アキラが一番好きです
最も神の一手に近いとされているプロ「塔矢行洋」を父にもつ天才小学生
既にプロ並みの実力を持っている彼が、たまたま碁会所にきたヒカルと碁を打って負けてしまいます

ここから塔矢アキラの歯車が狂っていきます

同い年でこんな実力者がいるという事実からヒカルをライバル視するアキラ
しかし、実際は佐為が指示してヒカルが打っているという図です
佐為はヒカルにしか見えていません

アキラはヒカルにリベンジするべく中学の囲碁部に入部します
既にプロ並みの実力があるのにそんな節操のないことをするなと父に叱られても遂行します
そしていざヒカルと当たってみると、佐為ではなく素人のヒカルが打ちアキラの圧勝
これにはアキラも「ふざけるな!」とブチギレます

これを機に今度はヒカルがアキラを追いかけるようになります

もはや眼中にないヒカルを無視してプロの道を進んでいくアキラ
しかし、毎日佐為と碁を打つヒカルは一気に実力をつけていきます
ヒカルの成長もヒカルの碁の魅力の一つでしょう

どんどんヒカルが背後に迫ってくるのを感じ無視できなくなってくるアキラ
ヒカルと同じ院生の越智に指導をする際も、越智の棋力からヒカルの実力を図ろうとします
そして越智にブチギレられます

真面目な性格だからこそヒカルという謎の存在に悩み続ける塔矢アキラ
彼の活躍を是非チェックしてみてほしい
僕はアキラが出てくるだけで面白くてニヤけてしまいます(

実は「ここで僕が投了!」のシーンが見たいがためだけに見始めた
思いの外迫真で面白かった

ヒカルの碁
小学生のヒカルはある日、古い碁盤に宿る平安時代の天才棋士・藤原佐為の霊と出会う。それまで囲碁に全く興味のなかったヒカルだが、しだいにその魅力に惹かれてゆく。 ©ほったゆみ・HMC・小畑健・ノエル/集英社・テレビ東京・電通・ぴえろ

アニメを見た感想

チラッとしか見てなかったけど、改めて見たら面白かった

当時の印象に残っていたシーンは、第62局の周平との早打ち(?)のシーン
幼いながらに囲碁ってあんなスピード感で相手を圧倒するもんなんだぁって思った

改めて見た感想は「大人になって見た方が面白さが伝わるかも」です

ターゲット層が小中学生の子供だからだろうけど、「きみら小学生だよね?」って何度もツッコミ入れて見ていた
囲碁の業界には何も詳しくないけど、あまりにも子供が背負う重さではない
何なら中学生になっても志は高いままで、小中学生になんて重たいことさせてんだって
むしろそこがお笑いポイントなのかとすら思う

だからこそ、大人の目線になっても見れるアニメって印象です

既に強者のみしか残っていないコミュニティだからか、子供同士で茶化し合うシーンもほぼない
全員が上を目指すために友であり仲間であるライバルと切磋琢磨していく

下品な描写もほぼ無く、子供たちが真剣に囲碁に打ち込み、大人の世界に足を踏み込むアニメ
シビアな世界で生き残らなければならない緊張感があります
子供でも大人でもワクワクハラハラしながら見られる作品です

序盤は大会に出る等の明るい目標だったものが、後半はプロ試験や名人大会のような重たい内容になっていきます
そのたびにEDで流れるDaysの「つらい想い出とか」がとにかく刺さって残る

アニメ版の終わり方としては妥当、普通にいいと思う
ヒカルにとって節目となる試合を最後までやってくれた事が普通に嬉しい

僕が囲碁について無知だからか、試合中の石運びのシーンが長い時があるのが気になるくらい
OP後のあらすじやキャラのカット等、所々に尺稼ぎを感じないことはない
それを差し引いても普通に面白い作品です

一番好きな曲は「I’ll be the one」

アニメ版は漫画版より短い

アニメは全75話(番外編含む)で、名人戦一次予選の第1回戦(漫画1巻~17、18巻)
その後放映された「ヒカルの碁スペシャル 北斗杯への道」で、北斗杯編の前半(漫画19巻~21巻)

漫画は新書版は全23巻、完全版は全20巻で北斗杯編まで描かれています

https://amzn.to/3WvkLoe

もし物語の続きが気になる方は漫画版を購入してみてはいかがでしょうか

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